ドッグフード、犬用の食料(ペットフード)とは
工業的に生産された、犬用の食料を指します。
人々の食事の残飯など、犬の食用として与えられた
としても「ドッグフード」と
は言いません。
ペットショップなどで購入できる一般的なドッグ
フードには、袋入りの乾燥した固形のドライ
タイプと、缶や真空パック入りの柔らかい
ウェットタイプの二種類があります
半生タイプの水分量は25%から35%程度です。
ドライタイプは開封後も長期保存が出来ます、
手軽さと安価さから好まれます。ウェット
タイプは一度開封すると長持ちしません。
ほとんどの市販のドッグフードには、
犬にとって不要または有害とみなされる材料が
含まれています。
廉価品ほど肉の含有量が少なくなる傾向があり、
畜産副産物や穀物ベースの増量剤が多く含まれます。
一部の高級品を除けば、犬にとっては不要で、
アレルギー、各種成人病、虫歯の原因となる
トウモロコシや小麦が肉よりも多く含まれます。
原材料表に表記されています。
このように犬にとって不要な畜産副産物や
穀物ベースの増量剤を使用しながらも、
あたかも健康的で新鮮な自然食品が含まれている
かのように消費者を誤解させる包装デザインが
大変多く、批判の対象になっています。
一方、高級品では放し飼いの地鶏、抗生物質や
ホルモン剤を投与しない家畜、オーガニックの
果物・野菜、各種必須ビタミン・ミネラル、
DHA等必須脂肪酸などを配合し、穀物をまったく
含めずに栄養バランスをとった商品もあります。
原材料表は規制により調理前の重量順に
列挙しなくてはならないので消費者は
これを参考にできます。
日本で市販されているドッグフードの多くが
米国メーカーの製品ですが、AAFCO
(米国飼料検査官協会)によると、米国においては、
ペットフードに含まれる畜産副産物は法に
基づいて適切に処理される限り、いかなる病気
により死亡した動物でも、いかなる種類の動物
でもよく、いかなる部位でもよいとなっています。
これには、牛海綿状脳症(狂牛病、BSE)の伝染の
危険性から人間用には禁止されている牛の脳部位
や脊髄も含まれます（ただし、反すう動物用飼料
に含めることは禁止されています）。また、
安楽死させられた犬猫も含まれます。
近年、日本国内で製造される高品質な国産ドッグ
フードが販売されるようになりました。しかし、
海外産の原材料だけを使用していても、
日本国内で最終加工を行えば国産と表記できる
ようになっているため、国産食材で国内で製造
しているドッグフードはまだまだ多くありません。
参考サイト：美味しく食べてケアが出来るドッグフード、低カロリー
